漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
42歳の女性
半年ほど前から口の中が常に苦い感じでした。喉が渇くというより口の中だけ乾燥感があり、週末になると苦味が強くなったり、食事が全く喉を通らなくなり、昼夜を殆ど食べずに過ごしたりしていました。病院で亜鉛入りの胃薬を処方されていましたが、数ヶ月服用していて効果を感じられずにいたところ、最近になって味覚だけでなく匂いを全く感じなくなっていた事に気が付きました。匂いが全くしないと危険予知の面で大変困ってしまう仕事についており、何か改善の方法はないかと調べたところ、漢方が効果がありそうだと思い、相談に来局されました。
2ヶ月ほどの漢方服用ですっかり改善されました。
普段の生活習慣が症状の原因になっておりましたので漢方の服用と同時に、普段の生活の中で気をつけて頂くべきことをお伝えし、お客様も納得して生活習慣の改善に力を入れて頂けたので、比較的早くに味覚・嗅覚ともに改善できたものと思います。
食欲も元に戻りましたが、今後は疲れていてもせめて温めたものを召し上がるようお話し、また気疲れする前に自発的に上手に気分転換・休憩を入れて頂くようお話しています。
味覚・嗅覚ともに脾胃湿熱という体質の崩れ=「証」で誤作動を起こしていらっしゃいました。
常日頃から大変気を使って生活されていた事。気疲れがひどいと食事が冷たいままの汁物中心になり簡単に済ませていたことから、胃腸に老廃物が溜まりやすくなっていました。溜まった老廃物は人の体温で発酵し熱を持ち始めます。この熱を持った老廃物が「湿熱」です。胃腸の働きを立て直し、老廃物と蓄積した熱の除去を漢方で行い、同時に普段の生活習慣を見直し改善に努めて頂いたことで早い段階から改善効果を実感していただきました。
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